こんにちは。
御茶ノ水・秋葉原の弁護士による法律相談【交通事故】 | 飯沼・林法律事務所
さて、今日のテーマはMRI検査についてです。
交通事故で整形外科に行くとほぼ必ずレントゲン検査を受けます。これに対してMRI検査を受けることは殆どありません。これはなぜでしょうか?MRI検査は受けた方が良いのでしょうか?
そもそもMRIは強力な磁石の力によってレントゲンでは診ることの出来ない脳や血管など骨以外を診ることの出来る検査機械です。整形外科の領域ですと、椎間板ヘルニアなどがよく分かります(実は私もヘルニア持ちです)。
交通事故治療は主に整形外科の領域ですから、MRIをたくさん撮るのでは?と思われがちですが、実は一般的な打撲・捻挫の交通事故においては、殆どMRI検査が実施されることはありません。
この理由を現役の整形外科医師に尋ねたことがあります。
回答を要約すると、「レントゲン検査をすれば骨折の有無が分かる。骨折が無い打撲捻挫についてはMRI検査をするまでもなく、痛みや痺れの治療をすれば充分である。頭部外傷など非常に重い怪我以外は、MRI検査をする必要が無い」というものでした。
つまり軽度の打撲・捻挫程度の怪我では、わざわざMRI検査という医療資源を投じる必要が無いのです。
では、骨折の無い打撲・捻挫の場合、本当にMRI検査の必要は無いのでしょうか?
「必要ありません」という結論だったら、私がこの記事を書いている意味がありません。
実は「必要ある」のです!その詳しい理由は次回に書きたいと思います。
それでは!