こんにちは。
御茶ノ水・秋葉原の弁護士による法律相談【交通事故】 | 飯沼・林法律事務所
最近は多数の御依頼をいただいており大変忙しくしておりました。そのためブログが久しぶりの更新となってしまいました。
さて、今日は医師面談の重要性について書いていきたいとい思います。
後遺障害の等級認定において最も重要な書類は、後遺障害診断書です。この後遺障害診断書は「診断書」ですから、作成するのはもちろん医師です。
ただ、医師は交通事故における後遺障害というものを殆ど知りません。誤解を恐れずに言えば、医師は後遺障害について「そもそも興味が無い」のです。
なぜなら医師の役目は治療ですから、治りきらない残存症状である後遺障害には興味が無いですし、詳しく知ろうという気持ちも起きません。
とすれば、後遺障害の等級認定において最も重要となる後遺障害診断書を作成する医師が、そもそも後遺障害に興味が無いというのは大問題です。
そこで重要になるのが「医師面談」です。
弁護士が医師と直接面談することによって、患者(依頼者)さんの病状や検査結果について詳細を把握すると共に、医師に対して後遺障害等認定の際にポイントとなる点を分かりやすくお伝えします。つまり、治療を担当する医師と、後遺障害等級認定を担当する弁護士との間で、共通認識を創るのです。
実際に医師面談を行うと、弁護士にとっては患者(依頼者)さんの現状が大変よく分かりますし、等級認定申請の際に非常に参考になります。また、医師面談を経た上で作成された後遺障害診断書も、内容の充実度が違うように思います。
そこで私としましては、骨折などの大怪我、高次脳機能障害のような重症事案については、漏れ無く医師面談を行うべきと考えています。
医師面談は、医師とアポを取り、医学的知識について充分に勉強し、質問事項を事前に練るなど大変ですが、その効果は絶大だと思います。
それでは!
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